気遣いのできるステキな女性

「寝ていてもよかったのに。」
最近同棲を始めたメル友が、呆れたように笑っていった。
「だって、一緒に住んでいるのに私が先に寝るなんてできるわけがないじゃない。」
眠い目をこすりながら答えると、彼が小さくため息をついた。
「前の彼が寝ないで待ってろって言っていたの?」
彼の、話し方はいつも優しい。私は、黙って頷く。
「お前、明日も仕事だろ?
それなのに、こんな夜中まで起きていたら明日は、体がきついんじゃないか?」
「でも仕事をしているのは、私だけじゃないし・・・。」
そう、今日、彼が深夜過ぎてから帰ってきたのは、仕事でのお付き合いのせい。
私が、先に寝るわけにはいかない。
同棲中だっていっても、ここでの生活は私のお給料が少ないから、彼の方に多く負担をかけてしまっている。
だから自分的には、すっごく尽くしているつもりだったんだけど・・・。
「これからは、寝ていてくれないかな?」彼が、少しキツイ口調で言った。
「こうやって起きていられると仕事中も気になるから、正直いって迷惑なんだ。
もし、それがイヤだっていうならもう、一緒に住むのはやめないか?」
どうして?
私の、何がいけないの?
はじめて出会い系サイトで出会った時、私に言ってくれたじゃない。
よく気がつくし、気遣いのできるステキな女性だって・・・。
だから、がんばっているのに・・・、何が不満なの?

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